津久井磯と高橋瑞の産婆物語

教育紙芝居の大家高橋五山の紙芝居の展覧会や五山のトークショーを見て感激して得るものがあった。後日五山の紙芝居とは異にするが大きな紙で約30分以上も口演する紙芝居を見る機会があった。前橋市で推進する文化振興で前橋の発展に寄与した先覚先哲をに目を向けようとするもので、ネットや本などを探せば記録されているが、100年、200年以上昔の人であるが、苦労の末前橋を拠点に一時代を築いた人たちだ。殆ど忘れられていている人を掘り起こして見直し、更に語り継ぎ、前橋人の心の灯として前橋の発展に告げようとするものだ。磯は前橋の青梨子に生まれ、医師のもとに嫁ぎ、夫から産科学を学び、後に内務省の産婆開業許可を得て開業し信頼を得、更に産婆学校を作り後進の指導を行い、産婆の地位の確立や医学技術の向上を図るため群馬産婆会の組織を立ち上げ会長となった。更に産婆の内弟子となった高橋瑞が当時は女性が医師になる道は閉ざされていたが、更に女性医師になる夢を実現するため背中を押し、学費の援助した。高橋瑞はのちに女医3号となり、後進を育て「女医の育ての親」と評された。''前橋はそうした先覚先哲の息づく街なのだまた前橋は昭和20年8月5日の前橋空襲を語り継く資料館の開設が予定され、資料の展示や犠牲者の掘り起こしを始めている。また駅前に開設される施設のヒストリアでは前橋の歴史を語る催しが行われらしい。東北の遠野で行われている遠野の昔話の語りもいいからね