知床半島事故から1月

事故から1か月。行方不明者はまだ見つからない。
沈んだ船の引き上げが始まり、海面近くまで引き上げられた。
何か小さい船という感じを受けた。
既に知床半島巡りの観光は事故の海域を避けて始まっていて大きな船が就航している。安心して乗れるような姿を示している。
北陸の東尋坊で同じような小さな観光船に乗ったことがある。午後で波が荒くなり、次の便は中止になった。その時は波で船が上下に傾き、乗っている我々もひっくり返りそうになった。
今回の事故を受け、監査で問題点が指摘され免許取り消しになったが、今後について事故を踏まえ国や行政は反省しや責任を感じたほうがいいと思う。まず、情報収集はどうだったのか。業法は共通していると思う。しかし生命に関することだからもっとしっかりしてほしかった。事故後他の三社とは違った運航が指摘されていた。危険や問題を聞き取る能力、風通しの良い関係が構築されていたのか。監視するものと監視されるものとの関係では真実の情報は出てこない。最善の決まりを作成し、提出したから守っているという考えでは改善されない。他の僚船がいたらどうだったか、筏が設備されていたらどうだったか、最善でなくても、次善かつ三善が用意されていたらどうだったか。安全にはこれで最善だということはない。最善だから次善三善は不要とはならない。きめの細かい対策、姿勢を低くしていい方法を構築してほしい。